内蔵と色との関係

顔色を見ると、その人の健康状態がわかるといいます。東洋医学では、色の素は、赤、白、黄、青、黒の5色とされています。
この5つの色は内蔵と関係があり、内蔵が悪いとその内蔵に関係する色が顔に出るといいます。


肺と大腸が悪ければ:   白
胃と脾が悪ければ:    黄
心臓と小腸が悪ければ:  赤
腎臓と膀胱が悪ければ:  黒
肝臓と胆のうが悪ければ: 青
これはとても覚えられませんが、私は経絡の大体の位置と関連させて覚えようとしています。その方法をご紹介します。
経絡は、肺経、大腸経、胃経、脾経、心経、小腸経、膀胱経、腎経、心包経、三焦経、胆経、肝経、督脈経絡、任脈経の14の経絡が体をめぐっているとされています。
これらの経絡を私なりに、おもいっきり大雑把に配置すると(心包、三焦、督脈、任脈は省略)、
肺と大腸は:上半身の胸側(前面)
胃と脾は: 下半身のすね側(前面)
心と小腸は:上半身の背中側(後面)
膀胱と腎は:下半身のふくらはぎ側(後面)
胆と肝は: 全身の両サイド
こうすると、全身を大きく5つに色分けができます。即ち、
上半身は前面が白、背中側が赤
下半身は前面が黄、後側が黒
全身の両サイドは青
何となくイメージしやすくなりましたよね。
鏡で自分の顔色をみてチェックされてみては如何でしょうか。