よく噛んで食べる

よく噛んで食べる大切さについて、ケイアイデンタルクリニックの井出院長にご説明頂きました。連載でお届けします。
<よく噛んで食べる>
咀嚼(そしゃく)は、歯と口のまわりの筋肉を使った顎(あご)の単なる開閉運動で行われていると、思われているのではないでしょうか? 実は咀嚼は、顎の開け閉めだけではなく、複雑な顎の動きによってなされます。
またそれだけでなく、全身の筋、骨格が使われます。 草食動物を思い浮かべてください。 もぐもぐ、顎をよく動かして食事をしていますよね。 人間はもともと草食動物だったようです。
よく噛んで食べるには、顎がよく動くことが大切なのです。 そのために、食事する時の姿勢が大切となります。 日本人は正座して、真っ直ぐに前を向き、お茶碗をもって食事した時が一番顎がよく動きます。 現代社会で、この様な食事は難しいでしょうが、せめて背筋を伸ばして食事をして欲しいものです。 椅子に座らなかった生活習慣、文化が、和食を作りだしたのです。 よく噛んでもおいしいのが和食です。
よく噛んで食べれば良いことがあります。(次回へ続く)