治療としての靴下の重ね履き

靴下の重ね履きを人に勧めますと、大概は「靴下を二枚履くなんて、常識外でおかしい」「靴下を重ねると足のサイズが大きくなって靴が履けなくなる」といった反応になります。
その気持ちは、ものすごく良くわかります。最初は私自身も全く同じ反応をしましたから! しかし、足元を温めることを「治療」と考えて、その治療は効果があると思い、その治療法にチャレンジしようと思ったら、それでもあなたは今の靴が履けなくなると言って、靴を買い替えないでしょうか。
例えば、足首を捻挫して足首を包帯・ギブスで固定すると、今の靴は履けなくなります。靴が履けなくなってしまうことに誰も疑問は持ちません。なぜなら、包帯・ギブスによる治療を、その人が認めているからです。
同じように、靴下の重ね履きを「治療」と考えたら、靴を大きいサイズに履きかえることには、何の抵抗もないはずです。
自分の健康を優先するか、今履いている1−2万円の靴を優先するか、それはあなたが選択することです。