よくある質問

お客様からのよくあるご質問集

冷えとり健康法について、よく受けるご質問とその回答を、以下にまとめてみました。

絹製品の洗濯はどうすればよいですか?

絹の製品は中性洗剤を使い、ネットにいれて洗濯機に入れていただくと長持ちします。
洗濯の後は陰干しをお願いします。これ以上に特段の注意は必要ありません。

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靴下を重ね履きすると足が蒸れませんか?

多くの方は、これまで足が蒸れたという経験をされておられるでしょう。
ですから、「1枚でも蒸れるのに、2枚以上履くなんてとんでもない」と考えられるのは当然だと思います。
しかし、それは通気性の少ない化学繊維を素材にした靴下の場合の話です。化学繊維が混ざっていない、吸湿性・放湿性の高い天然素材の絹の靴下では、ベトベト感は本当に無く、化学繊維との違いを実感いただけると思います。
さらに、二枚目に綿やウールの靴下を履くと、吸収力が高い素材の二枚目の靴下が、一枚目の絹に吸収された汗を吸収するので、肌に触れている一枚目の絹の靴下は、低湿度の状態を保ちます。
重ねて履く方が湿度を低く保てるという、ちょっとしたコロンブスの卵のアイデアです。
これは、一度体験すると納得いただけると思います。

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大きいサイズの靴に履きかえる必要がありますか?

普段履かれている靴下の下に、薄地の絹の靴下を履くという二枚重ねの場合は、靴を買い換える必要はないでしょう。
普段の靴でもほとんど窮屈さは感じないと思います。
(薄地の絹5本指靴下は、「オールシルク5本指靴下」と「素足な気分」をご用意しております。)
但し、4枚以上の重ね履きをする場合には、通常より1~2センチ大きいサイズの靴を購入する必要があります。
大きいサイズの靴を選ばれる際は、幅広のものを選ばれるとサイズが合いやすいと思います。
服のサイズが合わなくなって服を買い換える時には、案外もったいないと思わないのに、何か、靴には自分との一体感という愛着が出て、もったいないと感じます。
しかし、靴への投資は、そもそも医療費を払うのに比べればそれ程高いものではありません。
是非、靴を買い換えて日中も重ね履きを行ってみてください。
どうしても、靴がもったいないと思われる方は、日中は今までの靴が履ける2枚の重ね履きにして、ご自宅に戻られてから3枚以上の重ね履きを、寝る時も含めておこなっていただければと思います。

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夜寝る時も靴下を履くのですか?

はい、実は寝る時こそ靴下を履いて欲しいと願っています。
足元は一日にコップ一杯分の汗をかくといわれています。
もちろん夜も汗をかきます。
綿などの天然素材のパジャマに着替えて寝るのは、寝ているときにかく汗をパジャマに吸い取らせて、皮膚の温度が汗で下がらないようにする為です。
化繊の衣類を肌に着けて寝たり、「シャネルの5番(!)」だけで寝たら風邪を引いてしまいます。
全く同じように、裸足の状態で汗をかいたまま足を濡れた状態にしておくと、皮膚面の温度が下がり、足元が冷たくなってしまいます。
恐らく皆様の直感的な心配は、化繊の靴下で悩まれた経験にもとづくものと察します。
本物の天然繊維の靴下では、決して不快な蒸れはありません。
これまでの常識・習慣をちょっと見直して、天然素材のパジャマを着るのと同じように、天然素材の靴下を履いて寝ることを心がけていただければ、きっとこれまで味わったことのない熟睡感を得られ、さわやかな朝を迎えられると思います。
「下着感覚で天然素材の靴下を履いて欲しい」、これが私の願いです。

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夏も靴下を重ね履きするのですか?

はい、夏にも靴下をしっかり履いて、足元を温かくして欲しいと思います。
「冷え」とは、上半身を下半身の温度差のことを言います。
温度差という観点では冬も夏もありません。
たとえばプールの冷たい水に全身を浸けている場合は結構平気ですし、一方で、夏の炎天下の海辺で全身をこうら干しをしていても、暑くてたまらないと根を上げません。
人間の体は、環境に結構順応するものです。
ところが、上半身と下半身に温度差があると、途端に「凍える」ように寒く感じたり、「のぼせる」ように暑く感じたりと、体調が崩れて不快に感じ始めます。
特に夏場は、冷房がよく効いた部屋の中にいることが多くなりますので、上半身と下半身の温度差が大きく、実は夏場の方が冬の季節よりも「冷え」はきつくなります。
こういう時こそ、思い切って、何枚も靴下を重ねて履いて足元をポカポカ状態にすると、上半身と下半身の温度差が少なくなり、夏の暑さに素直に順応している自分の体に気づかれると思います。
是非一度お試し下さい。

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靴下は絹-コットン-絹-コットンと履かないと効果がありませんか?

絹-コットンの組合せが最適で、その履き方を勧めていますが、こだわることはありません。
冷えとり健康法では、足元を温めることは手段ですので、あまり形式にこだわると、健康以外のことが目的になってしまいます。
肌に触れる1枚目に、吸湿性・放湿性が高く、人間の肌の成分に近い絹の5本指ソックスを履くことさえ守れば、2枚目以降は各自の生活スタイルに合わせればよいと考えています。
2枚目には、普段のビジネスソックスを履いても良いでしょうし(但し綿100%のものを選んで下さい)、ウールの靴下も保温には効果的です。
要は、天然素材のものを選びさえすれば、快適な足元が維持できる訳です。
足は第二の心臓とも言います。
足元をおろそかにしないで、足元の健康状態に対しても敏感になる気持ちが、体全体をいたわる心につながるものと信じています。

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靴下を何枚も履くなんて、不自然じゃないですか?

まず、ヒトはなぜ服を着るのか考えてみましょう。
ヒトがチンパンジーやゴリラと違うところは、ヒトは衣服を身に着けることです。
チンパンジーやゴリラは体毛が深いので服を着けなくても寒さを感じません。
一方、ヒトは裸のままではすぐに風邪を引いて死んでしまいます。
ヒトは、単に羞恥心があるから衣服を着けている訳ではありません。

では、ヒトはチンパンジーやゴリラと祖先が同じであるのに、なぜヒトとして進化した過程で衣服をつけるようになったのでしょうか。
それは、ヒトになる種はある時、自分の脳を発達させる為に、衣服をつける知恵を持ったからだと思うのです。

チンパンジーやゴリラは、無防備状態で自然の環境から身を守るために、多くのエネルギーを体温の維持などに使っているはずです。
しかし、ヒトは、衣服をつけることによって体温維持の為のエネルギーを節約し、余ったエネルギーを脳に集中させて脳をさらに発達させるようになったのでしょう。

ヒトは脳を発達させることによって、文明を進化させました。
しかし一方で、文明の進化に伴って、ヒトの生活環境は大自然の環境からどんどん離れていきます。
それが全く悪いということではありませんが(私はチンパンジーに戻りたくない!)、環境の変化に合わせて、身につける衣服のスタンダードをそろそろ変える時期に来たのではないか、と思うのです。
温度を強制的に変化させる冷暖房が効いた部屋の中の「住環境」、人類史上今まで一度も摂取しなかった人工合成物質が食物の中に含有されている「食環境」の中に、我々はどっぷりと浸かっています。
この住環境・食環境の大きな変化は、ほんの最近数十年のことと思います。
そして、「冷え症」はこれらの変化に伴って発生した症状ではないかと思うのです。
要は、冷え症を解消して健康を維持する為には、住環境・食環境の変化に対応して「衣環境」も変化させる必要がある、ということです。

そもそも、足元以外は、下着から始まって何枚も重ねて服を着ています。
ズボンやセーターの下には綿のアンダーパンツやアンダーシャツを必ずつけています。
なぜなら、綿の下着は汗を吸って気持ちが良いし、体に良いからです。
アンダーパンツを履かないでズボンを履いたら、冷えるし、気持ち悪いでしょうね。

足元だって同じではないでしょうか?
人間は一日に約1リットルの汗をかくといいます。
足もコップ一杯分の汗をかきます(だから足が蒸れて臭くなるんですよね)。
蒸れるとわかっていながら、パンツやシャツのような汗を吸う下着を足元につけないのは、逆に不自然と思いませんか?
(どういうわけか、足元だけ、年中通して靴下一枚なんですよね)
汗をいっぱいかく部分に、汗を吸わない化学繊維の衣類(靴下)しかつけないなんて、そっちの方が変と思われませんか。

難しい話は別にして、絹や綿の天然繊維の5本指ソックスを履けば、理屈抜きで気持ちが良いです。
靴を脱いだときの見た目の違和感も、5本指ソックスの上に先丸のソックスを履けば問題ありません。
天然繊維の5本指ソックスを下着感覚で履いて、その上にファッション性のある靴下を上着として履けばよいのです。

「足元にも下着をつけて欲しい」、これがナチュラルソックスの願いです。