賢い患者の戦略

賢い患者の戦略-7

2006年3月2日

7.自己受容の精神を養う
どんな人にもある欠点、限界、至らなさのすべてを含めて、自己を受容することは、より高次の意思に身をまかせることを意味する。 変化は、宇宙との対決状況のときよりも、この屈服状況のときに起こりやすい。 病気のときに自己を明けわたすということは、回復への希望を捨て、あきらめることでない。 むしろ、病気をふくめた自分の人生の情況のすべてをそのまま受け入れ、その情況を乗り越えていくことなのだ。

賢い患者の戦略-6

2006年2月28日

6.病気を貴重な贈り物とみなす
病気は変化への強力な刺激剤であり、ある人たちにとっては、もっとも奥深く隠れていた葛藤を解決する唯一の機会でもある。 治癒に成功した患者は、自分の病気を、それなしには人間として成長することができなかったはずの、最大の機会−つまり天からの贈り物だと考えるようになる。

賢い患者の戦略-5

2006年2月28日

5.人生の大転換を恐れない
わたしが知っている治癒に成功した患者の多くは、その病気になった当時の当人とは別人のように変わっている。 治癒を探る過程で、生きかたを大きく変える必要があったことに気づいた人たちなのだ。 変えたのは人間関係・仕事・住む場所・食べる食事・身につける習慣など、さまざまである。 あとでふり返ってみれば、その変化は人間としての成長に必要なステップだったことがわかるが、それは決して楽な作業だったわけではない。 変化は常に難しいものであり、大きな変化は大きな苦痛を伴う。 病気はしばしばわれわれを、解決したいと望みつつ無視してきた人生上の問題や葛藤にやむを得ず直面させる。 人生上の問題や葛藤を直視して、思い切って変化への道を歩きだすことが、治癒への力強い出発だといっていいだろう。

賢い患者の戦略-4

2006年2月26日

4.医師との建設的な関係をつくる
必要なのは、患者の自発的治癒力を信じる専門家、答えを求める患者を励まし、患者に孤独でないと感じさせる専門家である。すぐれた医師は「知らない」と告白することを恥とせず、どんな方法によってであれ、患者が治るのをみることを最大の喜びとするものなのだ。

賢い患者の戦略-3

2006年2月25日

3.治った人を探し出す
医療のペシミズムを消し去る最良の方法のひとつは、かつて自分と同じ病気に悩み、いまは治って元気である人を探し出すことである。

賢い患者の戦略-2

2006年2月24日

2.積極的に助けを求める
自発的治癒に成功した患者は、見込みのありそうな治療法を探し、ちょっとしたことでも問題解決の糸口をつかもうとした。質問し、本や新聞雑誌の記事を読み、図書館に行き、著者に手紙を書き、友人や隣人に助言をもとめ、可能性がありそうな治療家をたずねてはるばる旅行をした。そのような行動をとる患者に対して「面倒な」「ひねくれた」「いやな」患者というレッテルを貼る医師もいるが、医師の指示に従って唯々諾々を従う患者よりも、「面倒な」患者のほうが治りがいいと考える理由はたしかに存在するのだ。

賢い患者の戦略

2006年2月22日

人には自ら治る力が備わっている。 その治癒力を活性化させることで、絶望的な病から生還した人達をインタビューし、実際の治癒例と処方をまとめた本に、『癒す心、治る心』(アンドルー・ワイル著 角川文庫)があります。 この本には、現在病気をかかえ、難しい決断を迫られている人にとって大いに役立つ戦略が書かれています。戦略の内容は、自発的治癒を経験して、病から生還した人達に共通する行動・心構えをまとめたものです。色々な参考になると思いますので、7回に分けて抜粋(一部加筆)をご紹介します。

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