重ね履きの仕方

重ね履きの仕方について

1枚目の靴下

肌に直接付ける1枚目の靴下には絹の5本指を選んで下さい。
足元は、一日でコップ一杯分程度の汗をかくと言われています。
絹には強い吸湿性と吸収した水分を外気に放出する機能、即ち放湿性(通気性)がありますので、シルクの生地を肌につけると、肌ざわりはいつもサラサラして本当に快適です。

重ね履きの仕方

さらに、5本指靴下を履くと、足指と足指の間に隙間が出来て通気性も良くなりますので、指の間も蒸れにくくなります。
足元全体で天然素材の絹のナチュラルな感触を楽しめます。この感触は化学繊維では味わえないものです。
下着に綿やシルクの素材を選ぶように、靴下も天然素材を選び、靴下を下着として履いてみて下さい。

重ね履きの仕方
尚、冷え取り健康法を始めた最初の頃は、足裏の経絡のツボの箇所に当たる靴下の部分が破れやすくなる場合がありますが、冷え取り健康法を続けていますと靴下は破れにくくなります。

2枚目の靴下

重ね履きの仕方

2枚目の靴下の役割は、1枚目の絹の靴下に吸い取られた汗を吸収することです。
2枚目の靴下が汗を吸収することで、1枚目の絹の靴下はサラサラの状態を保ちます。
従って、2枚目には吸収力の強いコットンの靴下を選んで下さい。
コットンの代わりにウールもOKです。
ウールにすると温かさが増します。
靴下の足先は5本指でも普通の先丸でも、どちらでも構いません。
2枚目にも5本指靴下を履くと、足指と足指の間隔が広がって、足指の関節がストレッチされます。

5本指の靴下の上に普段の靴下またはコットンの先丸靴下を重ね履き

スーツを着られる場合には、普段のビジネスソックスを2枚目に履いて頂いても構いません(但しコットン100%を選んで下さい)。
薄手の靴下の二枚重ねでは、普段の靴を履かれても、ほとんど窮屈な感じはないと思います。

3枚目の靴下

靴下の重ね履きによる冷えとり健康法をお勧めしていますが、健康の促進の為には、1枚目(絹)→2枚目(コットン)→3枚目(絹)→4枚目(コットン)という、最低限4枚の重ね履きをお勧めします。
2枚の重ね履きでも結構足元は温かく快適になりますが、4枚の重ね履きの温かさは、2枚の場合と比べて明らかに差があります。
絹とコットンを4層に重ねることによって、絹が吸い取り、コットンがそれを蓄積するという働きが繰り返されて、靴下全体の吸湿力・放湿力が増し、靴下の中の湿度が低く保たれると同時に、保温性の高い、厚い空気の層ができるからです。

当店では靴下の内側が絹で外側がコットンになった2層構造の靴下(「絹木綿シリーズ」)を販売しております。
これを2足履くと、2足で絹・コットン・絹・コットンと、実質的に4枚分履くことになります。

もっと吸湿力・放湿力を高めたい場合には、絹→コットンの組合せを3回以上、すなわち合計6枚分の重ね履きや8枚分の重ね履きを試してみてください。
尚、この場合は、足首が締め付けられて血流が悪くなる恐れがありますので、靴下のサイズは大きめのものを選んでください。

よくある質問

Q.重ね履きをすると足が蒸れませんか?

.多くの方は、これまで足が蒸れたという経験をされておられるでしょう。
ですから、「1枚でも蒸れるのに、2枚以上履くなんてとんでもない」と考えられるのは当然だと思います。
しかし、それは通気性の少ない化学繊維を素材にした靴下の場合の話です。
化学繊維が混ざっていない、吸湿性・放湿性の高い天然素材の絹の靴下では、ベトベト感は本当に無く、化学繊維との違いを実感いただけると思います。
さらに、二枚目に綿やウールの靴下を履くと、吸収力が高い素材の二枚目の靴下が、一枚目の絹に吸収された汗を吸収するので、肌に触れている一枚目の絹の靴下は、低湿度の状態を保ちます。
重ねて履く方が湿度を低く保てるという、ちょっとしたコロンブスの卵のアイデアです。
これは、一度体験すると納得いただけると思います。

Q.大きいサイズの靴に買い換える必要がありますか?

.普段履かれている靴下の下に、薄地の絹の靴下を履くという二枚重ねの場合は、靴を買い換える必要はないでしょう。
普段の靴でもほとんど窮屈さは感じないと思います。
(薄地の絹5本指靴下は、「オールシルク5本指靴下」と「素足な気分」をご用意しております。)
但し、4枚以上の重ね履きをする場合には、通常より1~2センチ大きいサイズの靴を購入する必要があります。
大きいサイズの靴を選ばれる際は、幅広のものを選ばれるとサイズが合いやすいと思います。
服のサイズが合わなくなって服を買い換える時には、案外もったいないと思わないのに、何か、靴には自分との一体感という愛着が出て、もったいないと感じます。
しかし、靴への投資は、そもそも医療費を払うのに比べればそれ程高いものではありません。
是非、靴を買い換えて日中も重ね履きを行ってみてください。
どうしても、靴がもったいないと思われる方は、日中は今までの靴が履ける2枚の重ね履きにして、ご自宅に戻られてから3枚以上の重ね履きを、寝る時も含めておこなっていただければと思います。

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