季節と毒出し(季節の変わり目)

「冷えとり健康法」を提唱されている進藤義晴氏が説明されている、季節と毒出しの関係についてご紹介します。説明の内容はすべて進藤義晴氏の著書からの引用です。
<季節の変わり目>
冬から春、春から夏、夏から秋、秋から冬への季節の変わり目は、すべて消化器の毒出しの時といいます。
季節の変わり目には決まって風邪を引いたり、発熱、下痢、倦怠感などの症状が出る場合がありますが、これらは全て消化器の排毒作用の症状です。


季節に合わせて働き続けた胃、腸、すい臓が、次の季節に備えて、これまで溜まった疲労を外に出します。
消化器が悪いと心の状態は無気力でクヨクヨしがちになります。
また、消化器はなんともないのに、腎臓心臓に症状が出る場合がありますが、それは消化器の毒素が腎臓や心臓に送られるからです。
腎臓に毒が回ると、腎臓そのものだけでなく、関わりの深い部位に症状が出る場合があります。すなわち、中耳炎や耳鳴り、鼻血などです。
心臓に毒が回ると、心臓そのものだけでなく、高血圧や脳溢血、脳血栓といった血管系統の方に症状がでる場合があります。
また、肩や腕(左側が多い)の痛みやしびれが出る場合がありますが、これは消化器と心臓の毒素が肩や腕に送られて起こるものです。
これらの症状の原因は、全て食べ過ぎです。
食べる量を控えて、靴下を履き、半身浴を行って、頭寒足熱を実行すれば、血液の流れがよくなって体調が改善されます。体調が改善されると、心も落ち着いてきます。