2.積極的に助けを求める
自発的治癒に成功した患者は、見込みのありそうな治療法を探し、ちょっとしたことでも問題解決の糸口をつかもうとした。質問し、本や新聞雑誌の記事を読み、図書館に行き、著者に手紙を書き、友人や隣人に助言をもとめ、可能性がありそうな治療家をたずねてはるばる旅行をした。そのような行動をとる患者に対して「面倒な」「ひねくれた」「いやな」患者というレッテルを貼る医師もいるが、医師の指示に従って唯々諾々を従う患者よりも、「面倒な」患者のほうが治りがいいと考える理由はたしかに存在するのだ。