プロ野球選手の松井秀喜氏の著書「不動心」を読みました。正直、最初はあまり期待しないで読み始めたのですが、内容のすばらしさに驚きました。松井選手が一流プレーヤーであると同時に一流の人格者であることがわかり、著書を何度も読み返しました。
冷えとり健康法とは直接関係がありませんが、松井選手は5本指靴下を履いてプレーをしているとのことですので、まあ良しとして下さい。
松井選手は、広く深い心と強く動じない心、即ち不動心を持った人間でありたいと述べています。気持ちの持ち方や考え方を大切にしています。彼は考え方を表現する言葉として「思考」という言葉を使っています。スポーツ選手が「思考」という言葉を使うことに新鮮な衝撃を覚えました。
以下私自身のメモ代わりに、著書の中で印象に残り、覚えておきたいと思った文章を記します。
「努力できることが才能である。」
「スランプになったときでも、思考やスタンスがブレないように、自分の根幹の部分を日頃から強固にしておく、鍛えておくことが大切だと思っています。」
「仮に「勝負強さ」というものがあるとすれば、それは運というより、考え方とか技術的なものでしょう。つまり、思考や練習によって磨けるものなのです。」
「(素質や能力にそう大きな違いがない大リーグの選手の間で)差が出てくるとしたら、自分に何が欠けているかを正確に受け入れ、それをおぎなうための正しい思考を持っているかどうか。そして、おぎなう努力を継続していけるかどうか、だと思います。」
「自分が技術もパワーもない選手なのだと受け入れることは、勇気がいることです。正直に言えば辛い。辛いのだけれど、置かれた状況やありのままの姿を受け入れなければ前に進めないし、問題も解決しません。」
「思考で素質をおぎなう」
「心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
自分が変われば運命も変えられる。そう思えば、とことん努力をしてみるのもいいのではないでしょうか。」