人には自ら治る力が備わっている。 その治癒力を活性化させることで、絶望的な病から生還した人達をインタビューし、実際の治癒例と処方をまとめた本に、『癒す心、治る心』(アンドルー・ワイル著 角川文庫)があります。 この本には、現在病気をかかえ、難しい決断を迫られている人にとって大いに役立つ戦略が書かれています。戦略の内容は、自発的治癒を経験して、病から生還した人達に共通する行動・心構えをまとめたものです。色々な参考になると思いますので、7回に分けて抜粋(一部加筆)をご紹介します。
1.否定的見解を認めない
治療に成功した患者たちも、そのほとんどは医療関係者から、とくに医師から希望を失わせるようなことばを聞かされている。 しかし、治療に成功した患者は聞く耳をもたなかった。 否定的な見解は一切受けいれず、どこかに救いの手があるにちがいないという希望を捨てることはなかったのだ。