足袋(たび)は寒い

和服の美しい姿は正月、成人式や披露宴などで見ますが、普段はあまり見かけません。和服業界は、1975年の新品販売高2兆円をピークに縮小し続け、現在では3分の1以下の6千億円前後になっているそうです。
縮小したとはいえ、6千億円とは立派なメジャーの業界に変わりありません。和服を着る方は今でも十分に多いということです。
和服の場合には、足袋(たび)を履きます。足袋は薄地の木綿で、冬場は見るからに寒そうです。さらに靴を履かずに草履ですので、ますます足は寒風にさらされます。


こういう場合は、足袋の下に薄地の絹の5本指靴下を履かれると良いと思います。5本指靴下なら親指と人差し指の間が割れている足袋でも履けます。
生成(きなり、無漂白無着色)の絹を選ばれると、色は肌色に近いので目立ちません。足袋の上から靴下が覗く場合には、靴下の足首部分を折り返すと良いでしょう。
これで、かなりの寒さ対策になると思います。
当店で取り扱っている、薄地の絹5本指靴下は、「オールシルク5本指靴下」と「素足な気分」の二種類です。「オールシルク5本指靴下」はかかとなしで100%絹。「素足な気分」はかかとつきで100%表示ですが少し弾性糸が含まれます。どちらも日本製です。
「オールシルク5本指」はゆったり締め付けない履き心地、「素足は気分」は足にフィットする履き心地です。