雑感

姿勢を良くする方法

2008年1月27日

疲れてきたり、寒く感じると、ついつい背中を丸めて姿勢が悪くなります。「背中を丸める」といいましたが、人間の筋肉は、収縮する力しか働かないようになっています。伸びる力は働きません。背中を丸めるということは、実は背中ではなく、体の胸側の筋肉(鎖骨のあたり)を収縮・緊張させていることです。
姿勢をよくするには、「筋肉は収縮しか力を発揮できない」ことを利用すれば良いわけです。即ち、「胸側の筋肉に力をいれない」、それだけです。胸側の筋肉に力をいれないと、バランスを保つために、自然に背中側の筋肉に力が入り、重力と上体をバランスするポジションが出来上がります。ちょっと意識して、胸側の筋肉をリラックスさせてみてはいかがでしょうか。私の場合は、胸の筋肉をリラックスさせるイメージは「胸を開く」というイメージです。

あけましておめでとうございます

2008年1月5日

あけましておめでとうございます。本年もナチュラルソックスをご愛顧頂きますようよろしくお願いいたします。昨年は品切れの商品が続出してお客様に大変ご迷惑をおかけしました。今年に入っても品切れ状態が続いている商品がありますが、少しずつご紹介していきますので、よろしくお願いします。
今年は商品の種類を拡大していこうと思っています。もちろん冷えとり専用の商品に限定しますが、絹の下着の種類を広げようと商品を模索中です。また、当店オリジナルの靴下も販売予定です。販売の際はご紹介いたします。
個人的な今年のモットーは、以下のチベットのことわざを頭に叩き込んで、体と心を鍛えることです。
  体の問題を解決するには心を動かせ。
  心の問題を解決するには体を動かせ。
特に心の問題を解決するために心を動かそうとしがちです。自己啓発本などを読んで、心の持ち方を変えようとするのですが、これがなかなか難しいのです。それよりは、クヨクヨ考えずに、体を動かせば、心の問題は結果的に解決するよ、というのがこのことわざの意味だと思います。体を動かして心の問題を解決し、そして心の問題を解決することによって体の問題を解決するという、「正の循環」を持続させたいと思っています。

お足が入る

2007年6月22日

6月21日の朝日新聞夕刊に落語家の正蔵のコメントが載っていました。
落語の世界では、師匠の誕生日に弟子が送るプレゼントは靴下と決まっているそうです。靴下は「お足(お金)が入る」=見入りがよくなる、というので、縁起がいいからだそうです。なかなかいい縁起かつぎですね。皆様も靴下を一日中履いて、いつでも財布(靴下)の中にお足が入っていますように!

若い女性の歩き方について

2007年4月15日

靴下を販売しているせいか、街を歩いていると人の足元を見る癖がついていますが、最近気になるのが若い女性の歩き方です。十代と思われる学生に多いのですが、極端に内股で歩く女性が目に付きます。即ち、つま先が内側に向いて歩く格好です。自然な歩き方は、進行方向に向かって両足が逆ハの字になっている(つま先が外側を向いている)格好ですが、反対にハの字になっているのです。
流行なのか、この歩き方がカッコイイと思っているのか知りませんが、この歩き方だと、ちょっと後ろから背中を押すとバタンと前に倒れてしまうか、足首を捻挫してしまいそうです。
この歩き方の一番の問題は、足の親指を使わない歩き方だということです。昔から親指を鍛えて歩くことが健康によいといわれています。親指は頭脳や内蔵の経絡とつながっており、親指の刺激は体に好影響を与えますし、かつ親指は体のバランスを保つ重要な力点です。武道では親指を積極的に鍛える訓練をします。
しかし、内股歩きでは小指側に力が入り、親指に力を入れないので、これでは親指が退化してしまいます。あるいは、今の女性はなんらかの理由で親指に力が入れられないので、親指を使わない歩き方をしているのかもしれません。
人工のものを食べて、人工の繊維を身にまとって、自然との接触がどんどん減っている現在の生活環境のせいで、人間がどんどん退化していると感じます。「人工」ではない「自然」との触れあいの大切さを再認識する必要があると、最近痛感します。

不動心

2007年3月17日

プロ野球選手の松井秀喜氏の著書「不動心」を読みました。正直、最初はあまり期待しないで読み始めたのですが、内容のすばらしさに驚きました。松井選手が一流プレーヤーであると同時に一流の人格者であることがわかり、著書を何度も読み返しました。
冷えとり健康法とは直接関係がありませんが、松井選手は5本指靴下を履いてプレーをしているとのことですので、まあ良しとして下さい。
松井選手は、広く深い心と強く動じない心、即ち不動心を持った人間でありたいと述べています。気持ちの持ち方や考え方を大切にしています。彼は考え方を表現する言葉として「思考」という言葉を使っています。スポーツ選手が「思考」という言葉を使うことに新鮮な衝撃を覚えました。
以下私自身のメモ代わりに、著書の中で印象に残り、覚えておきたいと思った文章を記します。
「努力できることが才能である。」
「スランプになったときでも、思考やスタンスがブレないように、自分の根幹の部分を日頃から強固にしておく、鍛えておくことが大切だと思っています。」
「仮に「勝負強さ」というものがあるとすれば、それは運というより、考え方とか技術的なものでしょう。つまり、思考や練習によって磨けるものなのです。」
「(素質や能力にそう大きな違いがない大リーグの選手の間で)差が出てくるとしたら、自分に何が欠けているかを正確に受け入れ、それをおぎなうための正しい思考を持っているかどうか。そして、おぎなう努力を継続していけるかどうか、だと思います。」
「自分が技術もパワーもない選手なのだと受け入れることは、勇気がいることです。正直に言えば辛い。辛いのだけれど、置かれた状況やありのままの姿を受け入れなければ前に進めないし、問題も解決しません。」
「思考で素質をおぎなう」
「心が変われば行動が変わる
 行動が変われば習慣が変わる
 習慣が変われば人格が変わる
 人格が変われば運命が変わる
 自分が変われば運命も変えられる。そう思えば、とことん努力をしてみるのもいいのではないでしょうか。」

納豆ダイエット

2007年1月21日

あるある大事典IIで、納豆ダイエットに関するデータ捏造があったとの記事が新聞に大きく出ていました。捏造はもってのほかですが、ダイエットの考え方について、朝日新聞に群馬大学高橋久仁子教授(食物学)のコメントが以下の通り出ていました。
「摂取エネルギーを消費エネルギーよりも少なくすれば体重は減る。事実はこれだけだということを視聴者は認識し、いい加減な情報に振り回されないよう自覚すべきだ。」
このコメントに全面的に賛成です。アウトプットよりインプットの方が多ければ体重は増えるし、インプットよりアウトプットの方が多ければ痩せる、という単純な物理の原理です。それ以上のものはありません。「今まで通り(沢山)食べながら痩せたい」という発想法は、そもそも調子が良すぎると思います。
私どもが勧めている冷えとり健康法の観点から、ダイエットをどの様に考えているかを以下にご説明します。
考えの原理は上記の「摂取エネルギーを消費エネルギーより少なくする」ということです。「消費エネルギーを摂取エネルギーより多くする」という積極的な言い方の方が良いでしょうか。
では、消費エネルギーをどの様にしたら多くすることができるか。
第一は、消費エネルギーを増やすための基礎となる新陳代謝機能を高めるということです。新陳代謝とは体の中に取り込んだエネルギーを新しい細胞などに転換し、体の維持エネルギーに転換したり、古い細胞や老廃物を体外に排出する働きのことをいいます。足元を温めて新陳代謝が高まると、血液の循環が良くなり、体内の代謝が活発化します。
第二は、エネルギーの消費の方法として、できるだけ「物質エネルギー」として消費するということです。「消費」という言葉はふさわしくないかもしれませんが、要は物質という形でエネルギーを体外に排出する、即ち便として排出するということです。運動エネルギーとしてエネルギーを使ってもさほど体重は落ちないことは皆さん体験されている通りです。渡り鳥は一時も休まず飛び続けるけれど、疲れて、痩せて途中で海に落ちたという話は聞いたことがありません。それほど運動とはそもそも「省エネ」です。
しかし、物質エネルギーとして排出すれば、例えば500グラムの便を排出すれば体重は500グラム減ります。大変わかりやすい結果です。
便は食べ物が消化した残りの残渣と思われていると思いますが、便は直接的な食べ物の残渣だけではなく、体全体で新陳代謝が行われた結果としての老廃物や不必要な脂肪などの物質エネルギーも便の中に含まれています。体の中の老廃物や脂肪は血液を通して肝臓に送られ、肝臓から大腸へと送り込まれます。
便の重さ=摂取した食べ物 − 体内に取り込まれたエネルギー
ではありません!
正しい数式は以下の通りです。
便の重さ=摂取した食べ物 − 体内に取り込まれたエネルギー
     + 大腸に送り込まれた体内の老廃物や脂肪など
冷えとり健康法を続けていると、副交感神経優位になり大腸の働きが活発になりますので、便通は本当に驚くほど良くなります。便通がよくなると、上記の通り、便の重さ=減量という結果が得られます。
肥満とは、不要な老廃物や消費されない物質エネルギー(脂肪など)が体外に排出されずに体内に滞留している状態のことである、ということを強調したいと思います。
第三に、冷えとり健康法を続けると、自然に食べる量は減ってきます。これは摂取エネルギーを減らすことですが、自然に減るので、空腹という精神的な苦痛はありません。
体の働きや、小学生レベルの物理の勉強をするだけで、情報に振り回されない健康法、ダイエット法が見つかるはずです。

真夏にゴルフをしました。

2006年8月21日

先週の土曜日にゴルフをしました。真夏の猛烈に暑い中でプレイをしたので、熱中症寸前の状態になりました。
頭がだんだんボーとしてきて、意識がクリアでなくなってきます。
翌日の日曜日は疲れた体を回復する為に殆ど一日中寝ていました。意識しなくても自然にいくらでも寝られるのです。体が「休め」という命令を出していたのでしょうね。
おかげで月曜日は楽になりましたが、体が発するメッセージに忠実になるべきと、改めて実感した次第です。心はうそを言うときもありますが、体はうそは言いません。

梅雨どきの表現

2006年7月15日

梅雨どきは湿度が高くて、うっとうしい季節です。
足のうっとしい状態の表現はどのようなものがあるでしょうか。
足がジトジトする。
足がヌメヌメする。
足がベトベトする。
このような時は、裸足でいるよりもむしろ靴下を履いたほうが
快適になります。夏でもステテコを履いた方が快適なのと同じです。
衣服を着けることによって、体の状態をより快適にするのは人間の
知恵です。
特に足元を快適にするには、放湿性の高い絹の靴下を履くのが一番です。
放湿性の高い絹の靴下を履くと、
足がサラサラします。
ナチュラルソックスで販売している「エコシルク」は
絹製品ながら、生糸を取り出した後のくず繭を使用していますので
値段はお手ごろです。
お気軽に絹の商品をお使い下さい。

「医薬品」の定義

2006年7月8日

医薬品とは一体何なのか。厚生労働省が、インフルエンザの治療、予防薬「タミフル」の効能について解説しているHPで以下のように定義しています。あいまいな責任のがれの発言しかしない役所が、意外にも(!)はっきりと定義しています。
「医薬品は、人体にとって本来異物であり、何らかの副作用が生ずることは避け難いものです。このため、治療上の効能・効果と副作用の両者を考慮した上で、医薬品の有用性が評価されるものです。」

more

合気道

2006年6月10日

私は、中年の年齢になってから合気道を習い始めてもう2年になります。情けなくなるほど上達しませんが、何かフシギな魅力にはまっています。
合気道の目的は何かというと、道場の先生によると、一つは「体育」即ち、体を鍛えること、二つ目は「知育」(頭を鍛えること)、三つ目は「気育」(気を鍛えること)とのことです。
そして、根本的には「徳」を深めることが合気道の目的とのことです。単に体を動かすことが合気道ではありません。
相手と対峙しながら相手と気を合す練習をする。相手の気と合すというのは、気功でいう、チューニングのことです。気功も合気道もやっていることは同じです。
そして、体や気だけでなく、頭を鍛える、徳を積む。これが合気道ということです。ますます、合気道が面白くなってきました。